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第45話「寒波到る」

かえで歯科クリニック (2014年5月19日 22:55)

フェザーンが帝国軍によって武力制圧されたとの報は、同盟全土を混乱の渦に巻き込んだ。責任を追及されるべきトリューニヒトは失踪し、代わって政府を牽引したのはアイランズであった。彼は、ビュコックに協力を要請し、ビュコックは新たに参謀長に任命されたチュン少将と共に、残り少ない同盟軍の兵力を再編成しようとする。だが、どうしても必要なのは、今イゼルローン回廊にてロイエンタール艦隊と対峙しているヤンの智略であった。

 

http://www.youtube.com/watch?v=drFBJMyjkhU&index=15&list=PLOapjX7wmRSyflg92IrusyMNAGTAql2UI

 

チュン・ウー・チェン    チェン.jpg

声・・・大塚明夫(ガンダムWのナレーション、攻殻機動隊のバトー、ONE PIECEの黒ひげ、など)

帝国軍のフェザーン侵攻を前後して、士官学校の教授から宇宙艦隊の副参謀長に転任した。直後に総参謀長のオスマン中将が病気で更迭されため、後任として総参謀長に昇格し階級も大将に昇進するが、同じく元帥に昇進したビュコックの「特進の前渡しではないか」という問いかけに「単なる自棄でしょう」と返している。戦略家で、卓越した識見と視野をもっており、ラグナロック作戦が発動された際、ヤンをイゼルローンに拘泥させず、自由に行動させる措置を講ずることを提案している。ランテマリオ星域会戦においてビュコックに献策を行い、戦術面においても優れた能力を示した。会戦終盤ではビュコックの自決も未然に防いでおり、広い視野での見識を示した。
第二次ラグナロック作戦が発動されると、迎撃の準備をしつつ、ムライらに貴重な残存戦力の一部(軍艦5,560隻)を託してヤンの下に送った。その後、同盟軍最後の戦いとなるマル・アデッタ星域会戦にビュコックと共に帝国軍に立ち向かい、民主共和制に殉じる。ヤンとは直接の接触は薄いが、その働きに多大な援助を果たした。
卓越した能力に対して風貌は軍人らしく見えず、士官学校に教授となる前に行った際に学生に出入りの業者と間違えられたという真偽が定かでない逸話から、「パン屋の2代目」とあだ名されている。作中ではヤンとは違った意味で軍人らしくないと表記されているが、風貌が軍人らしく無いという意味では共通している。食事のマナーが悪い事も共通しており、ヤンが彼よりはマシだと言い訳したことがある。