顎関節脱臼のヒポクラテス法

先日、顎が外れてしまった患者さんがいらっしゃいました。若い女性だったので、柔軟性があったのか、簡単にもとに戻せました。

 手の親指を下顎の下に、他の4本を歯列臼歯部に置き、両手で下顎をしっかりと保持して耳の穴の直前の下顎の関節頭を動かすことを意識しつつ関節頭が上顎の山を越して元の関節窩に戻るよう下方へ強く引き下げ、下げたまま後方へ移動させゆっくり関節へ納めるようにします。

 

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