第49話「闇が深くなるのは・・・」

ハイネセンに帰還したヤンは元帥へと昇進する。同じころ、高等弁務官を救出し、帝国軍の駆逐艦を奪って敵地からの脱出に成功したユリアン、ハイネセンで若き英雄としてもてはやされていた。ようやく再会を果たした2人は、様々なことを語り合う。ユリアンから語られたフェザーンと地球教の繋がりにヤンは興味を抱く。一方、今後の作戦行動が定まらない帝国軍では、ラインハルトが過労から発熱していた。病床で彼が思い返すのは・・・。

 

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カール・ロベルト・シュタインメッツ             シュタインメッツ.jpg

声・・・石丸博也(マジンガーZの兜幸児、ターンAガンダムのアグリッパ・メンテナー、ジャッキーチェンの吹き替えなど)

古くから辺境防備の任に就き、武勲をたてながら、平民であるが故に昇進が遅かった。大佐時代、ラインハルトの乗艦ブリュンヒルトの初代艦長として登場。この時は艦長の職分を犯す行為をしたラインハルトに諌言している。アスターテ会戦に際しては門閥貴族の策謀でいったん辺境星域勤務となるが、リップシュタット戦役において辺境星区17箇所を平らげてキルヒアイスに合流、中将の辞令を受け取る。その際、ヴェスターラントの虐殺をラインハルトが政治宣伝のためにわざと見逃したのではないかという噂が広まっていることを伝えた。ラグナロック(神々の黄昏)作戦時においては、ライガール・トリプラ両星域の会戦において、ヤンに敗北している。

ローエングラム王朝成立後、帝国領となったガンダルヴァ星域方面司令官として、ヤン逮捕に連動した同盟内の混乱に対処。その後、初代の大本営幕僚総監になる(この時期において彼だけが無役だったため、いわば名誉職として任じていた)。回廊の戦いで、ラインハルトの旗艦への急襲を防ごうとして勇戦するも、ヤン艦隊の集中砲火を浴びて戦死する。なお、彼と共に殆どの幕僚が戦死した事により司令部が消滅したため、残存のシュタインメッツ艦隊の艦隊行動が満足に取れず足手纏いになった感は否めない。

死後、元帥に昇進。新要塞「三元帥の城(ドライ・グロスアドミラルスブルク)」の名前は、彼とキルヒアイスとファーレンハイトに由来する。大本営幕僚総監の後任には、ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフが就いた。