第67話「『神々の黄昏』ふたたび」

皇帝ラインハルトは、全宇宙に向けて一連の騒動の真相を告げると共に、自由惑星同盟に宣戦布告した。それを聞いたビュコックは不自由な老身を押しての現役復帰を決意し、勝つ見込みのない戦としりつつ作戦を立案する。ハイネセンは市民がパニックを起こし、本来なら事態を治めるべきレベロは精神に異常をきたすなど、同盟国内あ混乱を極めていた。そんな中、同盟特使オーデッツが帝国軍の撤兵を求めてフェザーンへと向かっていた.

 

アルツール・フォン・シュトライト

声・・・戸谷公次(北斗の拳のジャギ、機動戦士ガンダム0083のアルファ・A・ベイト、など) シュトライト.jpg

 

ラインハルトの幕僚の1人。登場当初はブラウンシュヴァイク公爵に仕えており、リップシュタット戦役直前にはラインハルトの暗殺を進言した。
優れた洞察力と主君に放逐されてもなお忠節を尽くす誠実な部下。
ブラウンシュヴァイク公爵が首都星オーディンから逃亡後に捕らえられる。暗殺進言の真意は内戦の長期化により民衆が犠牲になることを危惧し、ラインハルトの信認を得る。その際幕下に加わるように言われるが、敵対するブラウンシュヴァイク公爵陣営に属していた故に一度は固辞するが、翌年、恩義のある貴族に泣きつかれてラインハルトに取りなしを申し入れる。その交換条件として少将に昇進の上元帥府に登用され、フェルデベルトの後任としてラインハルトの副官(後に主席副官)となり、リュッケとともにキルヒアイス亡き後のラインハルトを支えた。
オーベルシュタインは、元敵の重臣を重用するというこの大胆な人事に「ブラウンシュヴァイク公の部下が膝を屈する」という政治的効果を考えて賛成した。ブラウンシュヴァイク陣営にいた時もラインハルトの部下になってからも常識論をいう役割が多い。バーミリオン会戦では旗艦ブリュンヒルトの危機にラインハルトに脱出を薦めるが拒否され、親衛隊長キスリングにシャトルにつれていくようにと無言で命令したりしている(ミュラーの来援直前)。ラインハルトの死の直前、新帝都フェザーンを訪れていたイゼルローン共和政府の面々を仮皇宮に迎えるための使者として出向く。その後、帝国軍の提督達と共にラインハルトの死に立ち会った。