第65話「すべての旗に背いて」

ヤンは補給基地ダヤン・ハーンでメルカッツとの合流を果たす。だが、その後自分たちの名称を「不正規隊」と決めただけで無為の日々を過ごしていた。彼は今なお同盟との関係修復を望んていたのである。一方、帝国軍はレンネンンカンプの遺体を収容し、一連の事件の全貌をほぼ解明した。シュタインメッツからその報告を受けたラインハルトは、帝国三長官を招集する。再戦か、現状維持か・・・。全宇宙がラインハルトの決断を待っていた。

 

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声・・・村山明(キャプテン翼の実況アナ、各社鉄道の駅構内放送、東京ディズニーリゾートの緊急放送など)

ミッターマイヤーの幕僚で、元はキルヒアイスの幕僚で当時同じ幕僚だったベルゲングリューンとは親友。ミッターマイヤーの幕僚の中では年長の方であり、血気盛んなバイエルラインを抑えたり、ミッターマイヤーと各提督との間を仲介したり、といった調整役に廻ることが少なくない。その人格・見識はミッターマイヤーも一目置き、その進言を重く用いる傾向がある。また、戦場で目立った活躍はないものの、ヤン・ウェンリー暗殺時に暗殺犯を捕捉・撃沈しているなど独自に艦隊を率い、的確に指揮している様子がうかがえる。物語終盤ラインハルトや帝国幹部がハイネセンを去った後バーラト共和政府の樹立までの間ハイネセンの治安を担当し、ルビンスキーの火祭りの後の混乱した治安を回復させた。ロイエンタール叛乱時はベルゲングリューンがロイエンタール側に付いたということで彼とは敵同士となってしまう。互いに生き残るものの、戦いの終結後、敬愛する上司を二度までも不本意な形で失ったベルゲングリューンは、ビューローの必死の説得にもかかわらず自殺してしまう。

2014年10月

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