第33話「要塞対要塞」

イゼルローン要塞に突き刺さるガイエスブルグ要塞主砲ガイエスハーケン。その威力に脅威を感じつつも主砲で応戦する同盟軍。

ケンプは続けて陸戦隊を送り込むが、「薔薇の騎士連隊」に撃退され、戦線は膠着状態となる。ヤンの不在を敵に悟らせないために迂闊に動けない同盟軍に焦りの色が見え始める。そんな中、イゼルローン要塞外壁の破壊に成功したミュラー艦隊。その隙捕らえた同盟兵がヤンの不在を自白したと聞いたミュラーは・・・・・・・。

 

http://www.youtube.com/watch?v=d4LyoKYBK5E&list=PL66722715CC601547

 

 

カール・グスタフ・ケンプ               ケンプ.jpg

声・・・玄田 哲章(ドカベンの岩鬼正美、機動戦士ガンダムのスレッガー・ロウ、シティーハンターの海坊主、など)

ローエングラム陣営初期の主要提督の一人で、勇猛な将官として知られる帝国の元撃墜王。乗艦はヨーツンハイム。

大柄で堂々とした風貌を持っている。豪放にして公明正大、軍人らしい剛直な意志の強さを持つが、発想や思考の面でやや問題があるとされている。年下でありながら先に上級大将に昇進したミッターマイヤーやロイエンタールに対して、陣営内での功を焦った様子があり「イゼルローン攻防戦で勝利すれば、この場所は"ケンプ・ミュラー回廊"になるかもしれない」といった冗談にならない冗談を口にしてミュラーに首をかしげさせている。また、作戦が失敗した後、ミュラーを激しく叱責した上後方に下がる様に申し渡して不満を抱かせたり、「我が軍有利」とだけ本部に状況報告してラインハルトを失望させたりするなど、少なからず欠点を露呈させている。

ただし軍内では好感度の高い人物であり、冷遇されていたミュラーが、ケンプの訃報を聞きヤンへの復讐戦を誓うなど、人望がある面が描かれている。

家族想いのよき夫・父親であり、出征前に妻に「出世すれば、お前の実家への仕送りも増やせる」とも語っていた