第28話「肖像」

実質的に銀河帝国の支配者となったラインハルトは、内政を固めることに腐心しつつ、人材の登用に心を砕いていた。キルヒアイスを失った帝国軍で「双璧」と称されたのはミッターマイヤー、ロイエンタールの両名であった。そんな中、ラインハルトは科学技術総監シャフトが提案した案を受け容れ、イゼルローン要塞への出兵を決定する。内政に専念すべきこの時期お出兵に「双璧」二人も首席秘書官ヒルダも釈然としない思いを抱くが・・・。

 

http://www.youtube.com/watch?v=vHC9bwR8mGQ&list=PL66722715CC601547

アントン・ヒルマー・フォン・シャフト         シャフト.jpg

声・・・有本欽隆(ワンピースの白ヒゲ、機動戦士ガンダムシードのパトリック・ザラなど)

登場時は56歳。階級は技術大将。職責は科学技術総監。指向性ゼッフル粒子の開発責任者として有名だが、それ以外にさしたる功績を挙げていない。
技術力より政治力に長けており、策謀によって巧みにライバルを追い落とし、さらにルビンスキーと密かに繋がっており、軍事機密を漏洩して金銭等を得ていた。ラインハルトが帝国の実権を掌握した直後、ガイエスブルク要塞を移動可能にしてイゼルローン要塞への攻撃に使用するという案を提出して採用されたが、作戦が失敗した後、利用価値が無くなったと判断したルビンスキーとケッセルリンクから汚職や横領の数々を情報提供され、失脚に至る。