第22話「勇気と忠誠」

ブラウンシュバイク公との確執の挙句、リッテンハイム侯はガイエスブルグ要塞を出て、辺境宙域を次々と平定しているキルヒアイスの討伐に向かった。その報をうけたキルヒアイスは、少数の高速機動部隊を率いてリッテンハイム艦隊を蹂躙する。敗北に直面して脅えたリッテンハイム侯は、進路上の見方を砲撃して、ガルミッシュ要塞に逃げ込む。しかし、味方に殺された仲間の仇を討とうとする一兵士の復讐によって、宇宙の塵と消えた。

 

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ウィルヘルム・フォン・リッテンハイム3世    リッテンハイム.jpg

声・・・寺島幹夫(ウルトラマンのバルタン星人など・・・)

ゴールデンバウム王朝末期、権勢を振るったリッテンハイム侯爵家の当主。リップシュタット戦役における門閥貴族陣営の副盟主。乗艦はオストマル ク。
リッテンハイム侯爵家もブラウンシュヴァイク公爵家同様、フリードリヒ4世の即位時にその後ろ盾となり、彼自身皇帝の娘を妻に娶った。ブラウン シュヴァイク公とは、次の皇帝候補である娘の後見人を狙い宮廷内でのライバルだったが、対ラインハルトで手を組み門閥貴族連合の副盟主となる。しかし、 元々政敵であったため、内乱後も見据えた主導権争いからまもなく仲違いし、手勢の5万隻を引き連れガイエスブルク要塞を引き払う。ラインハルトは、別働隊 を率いるキルヒアイスに討伐を指示。赤毛の子分では不十分と大言壮語して臨んだキフォイザー星域会戦では、キルヒアイスの優れた戦術の前に数で勝りながら 大敗し、自らの逃走路確保のため前方にいた味方の補給艦隊を攻撃させた。5万隻の艦隊を僅か数千隻まで数を減らしてガルミッシュ要塞に逃げ込むが、最後は 憤った部下による自爆テロにより死亡。

2013年12月

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