歯垢作る虫歯菌の酵素を利用、300度の熱に耐える樹脂開発

こんにちは。横田です。

面白いニュース見つけました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160831-00010002-yomidr-sctch

東京農工大学農学部(東京都府中市)の吉田誠准教授(微生物学)らは、虫歯菌の出す酵素を利用して、新しい樹脂の開発に成功したと発表した。

 新素材は耐熱性に優れ、頑丈なことから、新しいプラスチックや合成繊維としての利用が期待される。

 虫歯菌は口の中で、糖分を様々な酵素で分解・合成して、高分子多糖類から成るゲル状の 歯垢(しこう) を作る。

 吉田准教授らは東京大学と共同で、珍しい構造の高分子多糖類を作る可能性が高い虫歯菌の酵素に目を付け、大腸菌にこの酵素を作る遺伝子を組み込み、酵素を大量生産し、新しい高分子多糖類の合成に成功した。

 この高分子多糖類を樹脂に加工したところ、約300度の熱に耐え、強度も十分にあることが分かった。ペットボトルに使われるPET樹脂やナイロンより、熱に強いという。

 吉田准教授は「虫歯菌の力を使って、砂糖から作ったプラスチックとも言える。優秀な性能を持つので、大量生産や製品化を目指したい」と話している。

どうせなら、歯学部で発見・開発してほしかったですね。