富豪

読むと少し元気になる、「かえで歯科」のブログのジョークのコーナー。

イェ~~~~~~~。

記者ベンは,ようやく,世界的大富豪カールのインタビューに成功した。
ベンがカールの豪邸を訪ねると,カールはかなりの老齢であり,美食のせいか太っていたが,
肌の色つやが良く,とても本人がいう年齢には見えなかった。

ベン「どうやって,これだけの成功をおさめたのでしょうか?」
カール「わしは,スラムでも一番の貧乏な家庭に生まれ,15歳の時に天涯孤独の身となり, 無一文で世間の荒波に追い出されたのじゃ。まったく苦しい時代じゃった・・・」
ベン「さぞ,ご苦労をされたのでしょうね」
カール「大変な苦労じゃったよ。そして,たゆまぬ努力だった」

ベン「是非,小誌の読者にもその成功の物語というものを教えていただけませんか」
カール「いいとも」

老人は昔を思い出すように目を閉じた・・・
カール「それは,大恐慌の時代じゃった。父母が死んで,まだ幼いわしが住んでいたアパートを追い出された日。わしのポケットには,もう5セント硬貨が一つしか残っていなかったのじゃ。わしは,腹が減って腹が減って,5セントで汚いリンゴをひとつ買ったのじゃ。さて,齧り付こうとして,袖でリンゴの汚れを拭いたら・・・実に綺麗でうまそうなリンゴになった。わしは,そのリンゴを食べないで10セントで売ったんじゃ。そして,その10セントでまた汚いリンゴを2個買って──もう,分かるじゃろう?わしは,その時,商売というものを理解したのじゃよ」

ベン「感動的なお話しです!やはり,努力と工夫が今の成功を生み出したのですね」
カール「うむ。こうして,1週間後には,リンゴを売った金は,なんと,23ドル50セントにもなったんじゃよ。そして,その次の日・・・大叔父が死んで,5000万ドルの遺産を相続した」

商売.jpg

2013年11月

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